会社を辞めます!
そう宣言して、27歳でフリーランスの道を選びました。
当時はITバブル真っただ中・・・。一つサイトを作るとスカウトの電話が鳴り響く。
「給料は今の1.5倍!」なんてのはザラ。その位、引く手あまたの業界。
「いろいろな会社と仕事をしてみたい」
それが私のフリーランスを選んだ第一の理由でした。
当時はフリーランス=フリーターと間違われることも多く、個人事業主としての地位もとても低かったのを覚えています。
馬鹿にされたこともあったけれど、「自分のペースで仕事ができ、嫌な仕事は受けなくて良い」という環境にとても魅力を覚え、不安定だからやめたほうが良い!という意見も聞かず、突っ走りました。
今は「副業」「個人事業主」という地位も当たり前になりつつ、随分と時代が変わったと思います。
これから起業する方も多いでしょう。
私が起業した理由をお教えします。
起業した理由
1.もっと、自由な時間が欲しかった。
当時のWEB企業は、今でいう「ブラック企業」。
はたから見るからに華やかな世界・・・だけど、中身はブラック企業。
定時に帰ることはできません
24時回らないと帰宅できない。だって22時回らないと会議が始まらないから・・・そんな状態でした。
夜中に、他社のデザイナーやプログラマーに電話すると「もしもし」と聞こえる。
どこの企業でも、夜中まで仕事するスタイルが横行していた時代でした。
納期間近の週末は休めません。
納期に振り回される日々。特に納期が近くなると、確認やら訂正やらで、週末はつぶれます。
会社出勤あたりまえ、上司が出ていれば絶対でなければならない。熱が出てもお前の担当だろ!と怒鳴られ
泣く泣く出社。出社して終わらない場合は、会社の床やイスで寝る・・・男性ではなく女性も当たりまえ・・・これ本当の話です。
2.もっと、楽しく仕事がしたい!
ブラック企業は、ほとほと疲れます。「何のために働いているのか?」さえ分からない。
仕事中毒という表現がとっても合うほど、頭や体は毒されてしまい、週末の楽しみ方さえ考えれなくなりました。
もっと楽しくできる仕事が選べたら・・・そんな気持ちが強くなりました。
3.もっと、収入を増やしたい!
これが独立のきっかけとなった理由の一番かもしれない。
「もっと金を稼ぎたい」。
サラリーマンなら、頑張っても貰える給料はしれています。うちの会社は歩合給もありましたが
基本給が18万円、歩合給が12万円くらいだったかな・・・
24才で30万円近く支給されていて手取りは24万円位。田舎の企業にしては破格値でしたが
なんせ、もっともっと収入を増やしたい気持ちが強かった。
結局:体がきついときには寝ちゃえばいい。そんな気楽さが欲しかった。
結局のところ、仕事中毒で働き続けたおかげで、好きだった自分の時間を犠牲にしてまで働かなくてもいいよね・・・
そういう結論にいたりました。
好きな時にお金稼いで、好きな時に旅行に出かけたりする。
全ては自分中心。自分で働いたお金で自分の時間軸で楽しむ。
当時の私には、これがとても人間らしく誇らしく思ったのを今でも覚えています。
きついときは寝ちゃえばいい。
好きなビールも朝から飲めばいい。
面白くなかったら旅行に行けばいい。
世間の見た目は、ふらふらしていて悪かったけれど
それでも、同年代の半分の時間で、同じ年収いや2倍以上を稼ぎ出せたことは
その当時だったからかもしれません。
起業を考える方へ
起業したいけれど・・・悩む方も多いでしょう。
そんな方にお伝えしたいこと。
悩むよりも、副業から始め基盤を作ると、すんなりと起業できます。
かくゆう私も、サラリーマン時代に副業を始め、女性ポータルサイトの編集長を行っていました。
そのベースがあったから、すんなり独立できたわけです。たった3ヶ月で辞めてしまいましたけど・・・。
ポンっ!と独立すると、お金が足りないなどの状態に陥ります。
雇用保険の兼ね合いも計算し、自分のベースの支出を考え、その支出を賄う副業収入があれば、楽に起業できます。
まずはベースづくりを今のうちに作る事・・・
これが基本大事になります。
このベースを作っていなかった人はどうなるか?
私の友達にも、私が独立したことをきっかけに自分にもできる!と思い込み
起業されましたが、結局パートに戻りました。
一番大事なこと
今のうちに、ベースをつくること これ大事です。